大谷OP戦で技あり2号! 今季も自由盗塁OK「グリーンライト」ゲットは主砲トラウト次第
オープン戦ながら本塁打の量産態勢に入った。
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間30日、ロッキーズとのオープン戦に「1番・DH」で出場し、2打数1安打2打点1四球。五回の第3打席で通算81勝右腕チャシーンの148キロ内角直球を逆方向の左翼スタンドに運ぶ3試合ぶりの2号2ランを放った。
二刀流はリードオフマンが、すっかり板についてきた。23日のロッキーズ戦で初めて1番で出場。この試合こそ、3打数無安打に終わったが、28日のジャイアンツ戦では2個の四球を選ぶなど、5試合連続出塁。打率.286、出塁率5割と、オープン戦とはいえ、1番打者として機能し始めた。
米野球データサイト「ファングラフス」はリアル二刀流2年目となる今季、投手では11勝8敗、防御率3.69。打者では打率.257、38本塁打、96打点、23盗塁と予想。同サイトは勝ち星(昨季9勝)が増える一方、本塁打数(同46本)、盗塁数(同26個)は減るとみている。
昨季の大谷はベンチから、自由に盗塁を許される「グリーンライト」を与えられた。期待に応えた大谷は二盗、三盗はもちろん、9月1日のヤンキース戦では一塁走者と重盗を試み、ホームスチールを成功させた。今季の大谷は本塁打量産に加え、機動力を生かした得点機を演出するチャンスメーカーの役割も担うことになるが、昨季のようにグリーンライトが認められる保証はない。主砲トラウトが大谷に続く2番を打つからだ。昨季のトラウトは5月中旬に右ふくらはぎを痛めて負傷者リスト(IL)入りし、2012年のメジャー定着以来、最少となる36試合の出場に終わった。昨オフは、これまで以上に早めに自主トレを開始してキャンプ、オープン戦に備えてきた。今季の完全復活にかける思いが強く、大谷の機動力を援護するよりも自身の打席に集中したいのが本音だろう。
大谷の盗塁数は主砲の気分次第か。
カブス誠也は3戦連続無安打も初得点
カブス・鈴木誠也(27)はダイヤモンドバックス戦に「2番・右翼」で出場し、2打数無安打1得点、2三振。一回に死球で出塁すると、続くコントレラスの一発で生還し、初得点を記録した。
パイレーツ・筒香嘉智(30)はレッドソックス戦に「4番・一塁」で出場し、3打数無安打だった。