エンゼルス大谷「初の本塁打王」への理想型は今季も“先行逃げ切り”、開幕延期も追い風
エンゼルス・大谷翔平(27)がキャンプで投打とも上々の仕上がりを見せている。日本時間17日に打者相手に登板し、最速158キロをマーク。翌日の打撃練習では、メッツから移籍の本格派右腕シンダーガードから安打性の当たりを放ち、マドン監督を喜ばせた。
■オープン戦初打席は20日Dバックス戦
エ軍のオープン戦は19日のアスレチックス戦からスタート。大谷は20日のダイヤモンドバックス戦に打者で出場し、22日はロイヤルズ戦に登板する。
今後は実戦を通じて投打とも調整を重ね、4月8日のアストロズとの開幕戦に備える。大谷はサイ・ヤング賞や本塁打王などのタイトルに関して「もちろん取りたい気持ちはある」と話しているが、ホームランキングの称号を得るには先行逃げ切りが鍵になりそうだ。
メジャーの打者は、レギュラーシーズン終盤からポストシーズンでの活躍を見据えて球宴明けの後半戦から調子を上げる傾向にある。実際、メジャー全体の平均打率、本塁打数を月別に見ると、シーズンを追うごとに上昇。昨年4月は打率.232、本塁打875で、プレーオフ進出争いが熾烈になる9~10月は打率.250、1131本塁打で、月別ではいずれも最高だった。