プーチン大統領の“薬物疑惑”ワリエワ擁護に冷たい目…スポーツ界「ロシア排除」は加速する
「ロシア選手の禁止薬物使用は、スポーツを国威発揚に利用する旧ソ連時代から続いている。ロシアはドーピングを撲滅すると言ったが、今も薬物を使い続けているのは『バレなければいい』という考えが根強く残っているからでしょう。ワリエワ賛辞も、国民へのアピールにはなっても、西側諸国には逆効果です」
■政治と無関係とは…
さらに津田氏が言う。
「ウクライナ侵攻もそうです。情報統制により多くのロシア人は『民間人は殺していない』という話を信用している。一方で、真実を知っている者はロシアを離れている。薬物も侵略戦争も、虚偽に満ちた話を押し通すことはできない。スポーツは本来、非政治的なものだが、ドーピング撲滅に消極的で、隣国の国民を虐殺し、嘘をつく国を『スポーツだけは別です』というわけにはいかない。北京パラリンピックやサッカーのワールドカップ予選からロシアが除外されたのも他国の選手がロシア参加にNOをつきつけたからです。スポーツ界のロシア排除は広がる一方ではないか」
罪のないロシア選手はプーチンを恨むしかない。