米17歳マリニンが4回転アクセル“成功”の快挙 羽生結弦には現役続行最大のモチベーション
「4回転の神」といわれている。
フィギュアスケート男子のイリア・マリニン(17=米国)が前人未踏の4回転アクセルジャンプ(4A)に成功。米国フィギュアスケート協会の公式ツイッターで公開した動画では、練習ではあるもののクリーンな着地を披露し、現場にいたコーチによれば、「今日だけでイリヤは2度も4Aに成功した」という。
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4Aは公認大会でまだ誰も成功させたことのない「神の領域」といわれる。公式戦で成功すれば、もちろん人類史上初の快挙だ。マリニンは今年1月の全米選手権で銀メダルを獲得。しかし、シニアでの経験不足を理由に今年2月の北京五輪出場は叶わなかった。
ジュニア層では敵なしで、4月の世界ジュニア選手権ではジュニアでの世界最高得点をマークして優勝。「4回転の申し子」ネイサン・チェン(23)のあとを引き継ぐスター候補といわれている。そのネイサンは今秋から休学していたイエール大学に復学。学業に専念するため、マリニンは「ポスト・ネイサン」との呼び声も高い。