巨人の原監督は今季、「若手育成」を掲げ、事あるごとに「同じ実力なら、若手を使う」とアピールしてきた。
「投手はリーグトップの20セーブを挙げている新人守護神・大勢が牽引しているが、開幕当初は勢いがあった山崎伊、赤星、堀田といった期待の若手先発陣は総崩れ。野手の新星を見渡しても、中山が消えてしまうと、新顔は高卒4年目で一塁を守る増田陸(21)だけになってしまう。結局、大卒1位の即戦力ルーキーが期待通りに働いただけ、となりかねない。台頭したのが大勢だけでは、育てたとは言えません」(前出のOB)
主将の復帰により、今年も看板倒れになりそうな雲行きになってきた。