渋野日向子イーブン15位T発進も…全米女子プロ“真の敵”はタフなコースと同組の飛ばし屋
【KPMG全米女子プロ】第1日
直近5戦で4回も予選落ちと成績低迷の渋野日向子(23)。初日は、3バーディー、3ボギーの72で回りイーブンパー15位タイ。まずまずのスタートだった。
今大会はPGA・オブ・アメリカ(全米プロゴルフ協会)と共同でコース設定が行われ、総距離は6500ヤードを超えて女子プロにはタフだが、毎年スコアが伸びることで知られる。
過去5年の優勝スコアは2017年13アンダー(6588ヤード・パー71)、18年10アンダー(6741ヤード・パー72)、19年9アンダー(同)、20年14アンダー(6577ヤード・パー70)、21年19アンダー(6831ヤード・パー72)だった。ところが渋野は20年11オーバー・58位、21年1オーバー・40位。予選落ちこそないが一度も優勝争いに絡んでいない。
今年の舞台は男子の全米オープンが3度開催された難コースで、昨年大会よりも距離がさらに伸びている。飛ばしてなおかつフェアウエー(FW)キープが鉄則。うねる大きな高速グリーンの攻略にはできるだけ短い番手での高弾道ショットが要求される。