T・ウッズ現役プレーは見納め? 全英予選落ち「戦うゴルフできるか…」セミリタイア匂わす
【全英オープン】第2日
上がり18番ホールでティーショットを打ち、グリーンそばの2打目地点まで歩いてきたタイガー・ウッズ(46)が突然目頭を押さえた。全英はセントアンドルーズで行われた2000年、05年大会を含む3勝。思い出深い会場だけに感極まったのかもしれない。18番では、「いつもより難しかった」と、全盛時代なら何の問題もない1.5メートルのバーディーパットを決められず、通算9オーバー148位タイフィニッシュ。22回目の出場で4度目の予選落ちだった。
ホールアウト後、「これから先、戦うゴルフができるかどうかわからない。もうちょっと頑張って、いくつかの試合に出ることができればいい」と寂しげに語り、暗にセミリタイアを口にした。
昨年2月に瀕死の重傷を負う交通事故を起こし、今年4月のマスターズでは右足にボルトやプレートを埋め込んだままツアーに復帰。今季はマスターズ(47位)、5月の全米プロ(棄権)の2試合しか出場していなかった。
現役最多のメジャー15勝を含むPGAツアー82勝と長く米ゴルフ界を盛り上げてきた人気プロだが、281週連続1位をキープした世界ランクも今では994位。ウッズの時代が終わる。