T・ウッズは「すでに過去の人」に…米PGAツアーは若手の活躍で世代交代に拍車

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 今年の「マスターズ」で1年5カ月ぶりにツアー復帰を果たしたタイガー・ウッズ。かつてツアー会場に現れただけで周囲を圧倒する強烈な存在感があったが、いまやそんなオーラも薄れつつあるのは間違いないだろう。

 世界最強と呼ばれた全盛時代は、どの試合でも2日目、3日目が終わった時点で上位に来ると、誰もがウッズの勝利パターンを信じて疑わなかったぐらいだ。今年は「マスターズ」出場に向けて、「勝てると思った試合にしか出ない」とデビュー当時から語っていた言葉を繰り返したが、額面通りに受け取った20代プレーヤーはいないかも知れない。

 マスターズでメジャー初優勝のスコッティ・シェフラーは25歳であり、ウッズがプロデビューした1996年生まれ。

 ウッズ自身も、「(25年前に)マスターズで初優勝した時は、初日、2日目に同組のホアキン・ニーマンは生まれていなかった。そんなプレーヤーが少なからずいる。信じられない」と隔世の感があった。

 ウッズが4大メジャーを連続して制覇した2000~01年の偉業を知っている20代は少なく、「すでに過去の人」になりつつあるわけだ。

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