大谷翔平「ホームラン競争」不参加で負担軽減も…後半戦の本塁打量産が望めないワケ
これは前半戦からの疲労に加え、相手バッテリーから警戒されたことも一因だ。各球団とも前半戦で大谷のパワーを目の当たりにして、勝負を避けるようになり、申告敬遠は前半戦の5から15と激増した。
今季の申告敬遠は、すでに7度で、両リーグトップタイ。今年は球宴での負担こそ軽減されるとはいえ、後半戦で勝負を避けられるのは必至だ。
主砲トラウト(打率.270、24本塁打、51打点)は球宴に選出されたものの、好不調の波が激しい上に故障がち。シーズン序盤に一時、首位打者だったウォード(打率.290、12本塁打、34打点)はここにきて別人のように当たりが止まった。昨季、29本塁打、98打点をマークした4番・ウォルシュ(打率.239、13本塁打、41打点)は不調が長引いている。相手球団からすれば、要は大谷1人を抑えれば白星が転がり込んでくる状況になりつつあるのだ。
後半戦はポストシーズン進出争いが熾烈になる。厳しいマークに遭う大谷は本塁打数をどこまで上積みできるだろうか。