大谷“無双”6連勝9勝目!評論家「15勝はできる」と絶賛、日本人初サイ・ヤング賞さらに現実味

公開日: 更新日:

「まさにゾーンに入っている。無双状態と言っていいのではないでしょうか」──。

 日本時間14日のNHK大リーグ中継でエンゼルス戦の解説を務めた野球評論家の武田一浩氏が大谷翔平(28)に関してこう言った。

 この日は強打のアストロズ打線を相手に6回を4安打1失点、毎回の12奪三振。打っては2安打2打点と投打にわたる働きを見せ、チームの連敗を「14」で止めた6月10日のレッドソックス戦から6連勝で9勝目(4敗)を挙げた。

 今季15試合目、前半戦最後の登板で、ルース以来となる104年ぶりの「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」に王手をかけた。

 前出の武田氏が「投球に関しては成長が見受けられます」とこう続ける。

■「どの球種でも勝負できるのが最大の強み」

「どの球種でも勝負できるようになったのが大谷の最大の強みです。今季はスプリットの制球が定まらない時はスライダーやカーブに切り替えるなど、臨機応変に対応しており、マウンドでの余裕も感じられます。打線の1回り目と2回り目で配球を変えたりと工夫も見られる。この日のアストロズで言えば1番でキーマンのアルトゥーベに対してはギアを上げて160キロ超の速球を投げ込むなど、打たせてはいけない打者に仕事をさせませんでした。全体的に変化球の精度は向上しており、特にキレのいいスライダーを左右の打者に投げ分けるなど、投球も巧みになっている。今の状態が続けば、簡単に打たれることはなく、15勝はできると思います」

 6連勝中は無失点を続け、この日の四回に適時打を許すまで32回連続自責点0で、1975年のノーラン・ライアン(28回)を上回っただけでなく、2006年のジョン・ラッキー(30回3分の2回)を抜いて球団最長記録を更新した。4戦連続2ケタ奪三振はノーラン・ライアン以来、球団史上2人目の快挙だ。ここまで123奪三振はレイズ・マクラナハン(147個)、ホワイトソックス・シース(142個)、ヤンキース・コール(135個)に次いでア・リーグ4位。奪三振率12.72はシースの13.09に次いで同2位(相当)に浮上した。リーグを代表する好投手にも引けを取らない成績をマークしているだけに、昨季のMVPに続いて今季はサイ・ヤング賞も視野に入ってきた。

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