花巻東・佐々木麟太郎まさかの敗退…甲子園“目玉なし”で高野連とテレビ局が早くも悲鳴

公開日: 更新日:

 怪物2年生の早過ぎる夏が終わった。

 岩手大会の優勝候補の大本命・花巻東が23日に行われた盛岡中央との準決勝で敗退。春夏連続の甲子園出場を逃した。

 高校通算74本塁打の佐々木麟太郎(2年)は盛岡中央のプロ注目右腕、最速152キロの斎藤響介から4打数2安打だったものの、本塁打は出ずに2-3。花巻東の佐々木監督は、「実感がわかない。素晴らしい選手たちで最高のチーム。まだまだ彼らと試合をしたかった」と呆然と立ち尽くした。気持ちの整理がつかないのは、日本高野連もテレビ局も同じだろう。スポーツライターの美山和也氏がこう言うのだ。

「今書店に並んでいる高校野球専門誌の表紙は、いずれも佐々木麟太郎。今年は高校3年生にスター候補がおらず、マスコミ全体が2年生の麟太郎頼みだった。『熱闘甲子園』を放送しているテレビ朝日の関係者も、そんな話をしていたから、まさかの敗戦。ショックでしょう」

■コロナ、酷暑、目玉選手なしの三重苦

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続