花巻東・佐々木麟太郎まさかの敗退…甲子園“目玉なし”で高野連とテレビ局が早くも悲鳴
今夏の甲子園はただでさえ逆風が吹いている。
新型コロナウイルスの24日の国内新規感染者は17万6554人。先週日曜の2倍弱の数で日曜としては過去最多だ。東京の新規感染者は2万8112人で、こちらも先週日曜から1.6倍近い増加となっている。
加えてこの夏の地獄的な「酷暑」である。「猛暑見解2022」を発表したウェザーニューズによると、全国的に平年より暑く、2つの高気圧が重なるタイミングでは猛暑と予想される。
暑さのピークは7月後半と8月後半、西日本と東日本では厳しい残暑となる見込みで、40度になる日があるかもしれないという。前出の美山氏が続ける。
「これだけ新型コロナウイルスが猛威を振るっている状況では、客足が遠のくのではないか。加えて今年の暑さもマイナス要素。例えば、フィーバーを巻き起こした清宮(早実から日本ハム)のような本塁打を量産する目玉選手がいれば話は別ですが、麟太郎が出ないとなると、ファンが『見たい』選手も皆無。3年ぶりに観客制限のない大会で、高野連は最近の無観客だった大会のマイナス分を補填したかったはずですが、アテが外れたのは間違いありません。『大阪桐蔭1強』と揶揄された今春のセンバツ決勝の観衆は、なんと1万2000人と記録的少なさだった。夏の甲子園も、閑古鳥が鳴くかもしれません」
“三重苦”になりそうな夏の甲子園大会。高野連もテレビ局も悲鳴を上げている。