阪神2位浮上、奇跡起きても矢野監督は“辞任確定”…後任に平田二軍監督が急浮上するワケ
「今度は奥川と石川がコロナだろ。まさかがあるかも知れんよ」というのは、ある阪神OBだ。
今季の阪神は開幕9連敗からスタートし、借金は一時16まで増えた。シーズン序盤で「今季は終わった」と言われていたが、コツコツと借金を返し、前半戦最後のカードはDeNAに3連勝。借金を完済し、今季初の2位に浮上。首位独走のヤクルトがチーム内のクラスターによりブレーキがかかり、阪神ファンは「まさか」の大逆転優勝へ期待を膨らませている。
冒頭のOBが続ける。
「とはいえ、奇跡のドラマが起きても、今季限りを明言している矢野(燿大)監督の続投は100%ない。フロントもすでに次の監督候補を数人挙げているみたいやし。岡田(彰布)元監督はやる気満々で、実際に推す声もあるが、(阪神)電鉄内部やフロントにも反対論があると聞く。最近名前が出てきたのが二軍監督の平田(勝男)です」
平田二軍監督といえば、明大OBで星野仙一元監督の直系だ。
「星野さんとは違って癖がなく、敵は少ない。うるさ型のOBとも関係がいいし、二軍では新聞社を問わず経験の浅い若い記者の相手もする。ベテラン記者の評判も悪くない。口が達者で少々お調子者だが、1985年の日本一メンバーでファンも多い。電鉄のウケが悪いという話も聞かない。ファンの間では(藤川)球児待望論はあるものの、平田監督なら波風が立たんだろうということだ」(前出のOB)
“お祭り男”の時代がくるか。