2026年W杯アジア枠が「最大9」に 大盤振る舞いしたFIFA“本当の狙い”と日本代表への影響
11月21日開幕のカタールW杯のスポンサー企業は計14社。中国企業4社、カタール企業2社が名を連ねる中、注目はW杯スポンサーというカテゴリーに参入したインドのオンライン動画教育サービスを運営する「Byju's」という企業だ。
「インドは27年に中国を抜いて人口世界一になるといわれており、経済大国になるポテンシャルを十分に秘めている。FIFAは近年、インドとの関係を深めており、Byju'sがインド初のFIFAスポンサーとなる。アジア枠の拡大には、将来的にインドにW杯に出場してもらい、巨額のインドマネーを取り込みたいという思惑が見て取れる」とは某サッカー関係者である。
もっとも、前出の六川氏は危惧も抱いている。
「日本代表の人気低迷の危険性もある。アジア増枠によって、最終予選突破をかけたスリリングな緊張感がなくなることで、ライト層を中心に日本代表に対する関心が薄れるという事態が想定されます」
日本にとっては朗報とは言えないかもしれない。