2026年W杯アジア枠が「最大9」に 大盤振る舞いしたFIFA“本当の狙い”と日本代表への影響

公開日: 更新日:

 11月21日開幕のカタールW杯のスポンサー企業は計14社。中国企業4社、カタール企業2社が名を連ねる中、注目はW杯スポンサーというカテゴリーに参入したインドのオンライン動画教育サービスを運営する「Byju's」という企業だ。

「インドは27年に中国を抜いて人口世界一になるといわれており、経済大国になるポテンシャルを十分に秘めている。FIFAは近年、インドとの関係を深めており、Byju'sがインド初のFIFAスポンサーとなる。アジア枠の拡大には、将来的にインドにW杯に出場してもらい、巨額のインドマネーを取り込みたいという思惑が見て取れる」とは某サッカー関係者である。

 もっとも、前出の六川氏は危惧も抱いている。

「日本代表の人気低迷の危険性もある。アジア増枠によって、最終予選突破をかけたスリリングな緊張感がなくなることで、ライト層を中心に日本代表に対する関心が薄れるという事態が想定されます」

 日本にとっては朗報とは言えないかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 5

    菊乃井・村田吉弘さんが日本食の高級化に苦言…「予約が取れない店がもてはやされるのはおかしい」

  1. 6

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

  2. 7

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  3. 8

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  4. 9

    【埼玉・八潮市道路陥没「2次被害」現場ルポ】発生2週間、水は濁り死んだ魚が…下水放流地で見た河川の異変

  5. 10

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」