原監督が巨人の“聖域”をブチ壊し…よりによって中田翔が「第91代4番」の衝撃
■2014年5月に途中加入のセペダを4番に
巨人OBで評論家の高橋善正氏が呆れ顔で話を引き取る。
「昨年、暴力事件を起こした中田が巨人へ移籍した途端、ほぼペナルティーを受けることなく試合に出場したことに大きな違和感を感じたのは私だけではないはず。中田の状態がいいからと、簡単に明け渡していいポジションなのか。原監督は現役を引退する時、『巨人軍には独特の何人たりとも侵すことのできない聖域がある。私はこの15年間、それを肌で感じてきた』と挨拶した。もちろん、自身も長く務めた巨人の4番の重みのことでしょう。私もOBとしてそれは感じていた。実力はもちろん、強い精神力や品格まで求められた。そんな“聖域”を原監督は自ら破壊しているように感じる。原政権で過去にもそう思わざるを得ないことが何度もありました」
原監督は2014年5月に途中加入したキューバ出身のセペダを、来日3日目に一度も実戦を経験させないまま4番で起用。翌15年には、実績のない中井大介を1試合だけ抜てきしたり、ロペスやボウカーなど時の助っ人で4番をたらい回しにするなど、OBのひんしゅくを買った。