比嘉一貴が逆転Vも獲得ポイントは9.02…なぜ「日本ツアー」は世界から取り残されるのか?
【シンハンドンヘオープン】
日本ツアー、韓国ツアー、アジアンツアーの共催大会は、最終日に首位と5打差5位タイ発進の比嘉一貴(27)が、7バーディー、1ボギーの65で回り、逆転で今季3勝目を挙げた。
ただ、3ツアーの選手が集結したとはいえ、比嘉が手にした世界ゴルフランクの獲得ポイントは9.02。同一週にDPワールド(欧州)ツアーで行われた「BMW PGA選手権」は38.03ポイントと4倍以上の開きがあった。それもそのはずで、シンハンの出場プロの中で世界ランク100位内は5人だけで、最高ランクはキム・シウの75位。いっぽうのBMWには3位R・マキロイ、6位J・ラーム、10位V・ホブランら100位内のプロ28人が出場と、試合の格が違っていた。
どうして、ビッグネームが来日しなくなったのか。かつて円高で80円を切る最高値をつけた1995年には日本ツアーと米ツアーの賞金総額が変わらない時があった。世界最強といわれたN・ファルド、N・プライス、D・ラブⅢ、G・ノーマンとメジャーチャンピオンが次々と来日してツアー会場は大いに賑わった。