大西魁斗は早く米国に戻るべき 日本ツアー会場は楽チンすぎてレベルアップにならない
「アメリカのタフなコースでゴルフをやってきたおかげで優勝できた」
先週のフジサンケイクラシックをプレーオフの末に制した大西魁斗(23)は勝因を聞かれて開口一番、こう語っている。
9歳で単身渡米し、IMGアカデミーでゴルフの英才教育を受けた後、南カリフォルニア大学に進んで、オールアメリカンにも選出されている。
大学卒業後、帰国して昨年プロ転向し、今季12戦に出場して2位2回、トップ10が7回と何度も上位で戦っていた。
フジサンケイクラシックの開催コース・富士桜CCは7541ヤードと距離が長く、パー71設定。
国内ツアーでは難コースの一つに挙げられる。
しかし、コースは標高1000メートルにあるので飛距離がよく出る。465ヤード・パー4の最終ホール、優勝した大西の第2打は8番アイアンでグリーンに届いていた。
確かに狭いホールもあるので比較的距離の短いパー4はティーショットでドライバーを使わないプロもいた。しかし、大西はパー4では全部ドライバーを使って、しっかりと振り切り飛距離もよく出ていた。