借金球団のCS進出に物申す! フルマラソンの後の短距離走に意義はあるのか
物議を醸すのが普通ではないか。
ヤクルトが連覇を果たしたセ・リーグのペナントレース。注目の移ったCS争いがヒドイ展開になっているのだ。
【写真】この記事の関連写真を見る(26枚)
3位の阪神から4位の巨人、5位の広島が1.5ゲーム差内。熾烈と言えば聞こえはいいが、この3球団はすでに今季の負け越しが決まっている。つまり、勝率5割未満のチームがCSのファーストステージに進出することになるわけだ。
負け越しチームのCS出場はこれで7度目。昨年の巨人もそうだった。幸いというか、日本シリーズまで駒を進めたチームはまだないが、だからといって、今年もそうなる保証はない。143試合の長丁場を見事な戦いで制したヤクルトが、短期決戦のCSで足をすくわれることはあるし、シーズンで20近い貯金をつくったそのヤクルトの代わりに、借金チームが日本シリーズに進み、日本一になる可能性だってゼロではない。