スコアメークに役立つパットの極意「3つのポイント」 パター名人プロが伝授
ちなみにゴルフ場のプレー進行の都合上、カップは半径1メートル以内に傾斜がないところに切ります。だから大きな曲がりはないとみていいでしょう。
■3パットはしない
アマチュアの3パットを分析するとカップまで10メートル以上と、距離が長いケースが最も多い。
そして1パットで決めてやろうというチャンスに見える「下り3メートル」「ピン横3メートル」も3パットの危険エリアです。
下り3メートルはタッチが難しい。ほとんどの場合、ピンを大きくオーバーしてファーストパットよりも遠くなってしまう。その“速い”というイメージが残ったまま、今度は上りのパットを打ち切れずにショートして3パットとなりやすいのです。
受けグリーンでピン横についた場合、右サイドからだと左に曲がるフックライン。左サイドならスライスラインです。
この場合は、ラインとタッチという2つの要素がそろわないとカップインしません。多くの場合はアマチュアサイドと呼ばれるカップ手前から、ボールが減速して低いほうに転がっていく。すると曲がるラインの印象が強いから、フックラインの次はスライスライン、スライスラインの次はフックラインと決めてかかる。しかし、曲がり幅は同じとは限らず、返しのパットがカップの右や左を真っすぐ抜けて3パットを打ってしまうのです。