主将・吉田麻也は3度目のW杯代表選出も「スピード不足」「貢献度下落」で控えもある
カタールW杯日本代表26選手の名前は、年長者から読み上げられた。
GKの3人に続き、フィールドプレーヤーとして36歳の長友佑都に次いで呼ばれたのが、34歳の吉田麻也である。今回が3回目のW杯出場。日本代表戦の出場は121回を数え、得点も12とDFにしては突出している。森保ジャパンでは主将を務め、代表発表前から「吉田は当確」といわれていたが、年齢的な衰えもあってチョンボが目立ち、6月14日のチュニジア戦では軽率プレーでPKを与えた。
クラブでも低パフォーマンスが続いている。
今季から新天地ドイツ1部シャルケでプレーしているが、現地で「スピードのなさが大問題」と指摘され、チームも現在7連敗中。通算1勝3分け8敗の18位・最下位に沈み、戦犯のひとりに名指しされている。
「日本代表の最終ラインを支え続け、ロシアW杯後は長谷部から主将を引き継ぎ、ピッチ内外で類いまれなキャプテンシーを発揮してきたが、このところスピードの欠如が目立つようになり、貢献度が下落してきている。W杯本大会の初戦ドイツ戦までに吉田のコンディションが上がらなかった場合は、病み上がりの板倉の調子を見極めつつ、先発CBを冨安-板倉に任せるべきというプランも出てくると思います」(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏)