アストロズがワールドS初の“継投ノーノ―”! 若手台頭しチーム牽引 大谷は来季苦戦必至か
アストロズは日本時間3日、フィリーズとのワールドシリーズ第4戦で先発ハビエル、2番手アブレイユ(ともに25)の若手右腕ら4人が好投し、ノーヒットノーランを達成。シリーズ史上初の継投によるノーノーを成し遂げ、対戦成績を五分とした。
ア軍はポストシーズンに入ってエース右腕バーランダー(39=1勝0敗、防御率7.20)、首位打者3度(2014、16、17年)のアルトゥーベ(32=打率.160)ら主力のベテラン選手が揃って不調。高給取りとは対照的にハビエル(年俸約1億1000万円)ら若手が活躍している。野手では今季メジャーデビューを果たした遊撃のペーニャ(25=同1億370万円)がア・リーグ優勝決定シリーズで打率.353、2本塁打、4打点と活躍し、MVPに選ばれた。若手選手がチームを牽引し、地区シリーズから負けなしの7連勝でワールドシリーズ進出を果たした。
■大谷翔平は今季こそ圧倒したけれど…
同じア・リーグ西地区のエンゼルス・大谷翔平(28)は今季、ア軍に対して投げては5試合で3勝1敗、防御率1.21、打っては打率.206、2本塁打、8打点。若手選手との相性は良く、投手のハビエルには7打数3安打の打率.429、1本塁打、3打点、野手のペーニャは11打数1安打の被打率.091、6奪三振とカモにした。エンゼルスはレギュラーシーズンでリーグ最高勝率.654をマークしたチームに6勝13敗と大きく負け越したものの、ライバル球団の若手を投打で圧倒した。しかし、ペーニャのように終盤戦からポストシーズンにかけて急成長したケースもある。