ブラジル代表はギリギリまでカタール入りせず…外は酷暑&強風、室内は冷房キンキン
■史上最長12年の準備期間もあちこちで工事中
現地入りしてボクが興味を持ったのは、あちこちに残る「工事用のパネル」だ。W杯のカタール開催が決まったのは、なぜか2018年ロシア大会の決定と同時の10年の年末だった。史上最長の12年もかけて用意してきただけに「スタジアムは開幕1年前にでき上がった」と組織委員会はドヤ顔をしていたものだ。でも、いざ現地入りしてみると、未完成の部分が多い。大会の運営に影響が及ぶほどではないにしても「間に合いませんでした」って感じはすごくするよ。
今回のW杯は「最後の小さな大会」だ。今後は参加国が16増えて48になり、次回26年大会はカナダ、米国、メキシコの3カ国の共催なんだ。広大過ぎるエリアで行われるので「ひとつの大会」というのは無理があるよね。サッカー狂が1カ所に集まって盛り上がるには、狭いドーハはもってこいなんだけど、今のところは残念な雰囲気しか感じないよ。
さて、カタールのクレージーな話、楽しんでくれたかな? これで集中連載はおしまいだけど、ボクは大会終了まで現地で取材するし、大会が始まってもゲンダイに時々登場するから、顔を忘れないでいてね。