コスタリカはスペインに大惨敗でも侮れず 日本戦は5バック予想、こじ開けるのは至難のワザ
■コスタリカ戦で確実に勝利することが重要
気になるのは絶対的守護神ナバスが7失点したこと。中山氏が続ける。
「所属しているパリSGではイタリア代表GKドンナルンマの控えに甘んじて出場機会が全くなかった。直前のイラク代表との親善試合で実戦感覚を養うはずが、中止になってしまい、試合勘不足を懸念する声が上がっていた。ただ、1試合出たことで次戦は修正してくるでしょう」
一方で、日本が第3戦で対戦するスペインは圧倒的な強さを発揮した。
「19歳のMFペドリと18歳のMFガビがインサイドハーフで先発して存在感をアピール。ガビと22歳FWのフェラン・トーレスが得点を決めた。若手が多くメンバー入りしたスペインは4年後、8年後に優勝を狙うメンバー構成で、今大会はベスト4入りが目標。プレッシャーがあまりないのが、かえって不気味です。スペインから勝ち点3を奪うのは至難の業。日本はコスタリカ戦で確実に勝利することが重要になります」(中山氏)
日本がコスタリカを倒して勝ち点を6とし、スペインがドイツを下すか引き分ければ、第2戦で日本の1次リーグ突破が決まる。