大坂なおみ過去2度V全豪OP欠場の深層…3年連続「稼ぎの女王」でもうお腹いっぱい?

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テニス選手にとって何より重要なのは、チーム体制がしっかりしていることです。そのチーム体制が崩壊しているのですから、実戦から遠ざかっていることも含めて復活はほとんど不可能でしょうね」

 こう言うのはスポーツライターの武田薫氏。テニスの全豪オープン(16日開幕)を欠場することになった大坂なおみ(25=世界ランク42位)に関してだ。

■実戦から遠ざかること4カ月間

 大坂は昨年、3月のマイアミ・オープンで準優勝するも、その後は初戦敗退と2回戦敗退が続いた。9月の東レ・パン・パシフィックは相手の途中棄権で初戦突破も、2回戦は棄権。以降、約4カ月間、実戦から遠ざかっている。

「昨年7月にコーチのフィセッテがやめ、代わりに父親がコーチになりましたが、その父親はハイチにテニスのアカデミーをつくるなど事業で忙しい。選手はしっかりしたコーチやフィジカルトレーナーがいてこそ、目の前の試合に集中できるのですが、いまの大坂はそうではない。満足いく練習もできていないのではないか。これからチーム体制を整えるだけでも時間がかかるうえ、大坂は何がなんでもテニスで生きていくというスタイルでもない。いまの女子テニス界には大坂以上に人気や知名度のある選手はいないだけに、世界ランキングがなくなっても主催者推薦で大会には出られるでしょうけど、以前のような成績を残すのは難しいでしょう」(前出の武田氏)

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