2023年マスターズはLIV組の鬱憤晴らし 数少ないワールドランクのポイント獲得好機に

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 全英オープン主催のR&Aは、「私たちは150年の歴史をたがえるようなことはしない。(LIV排除は)全英オープンがオープン競技ではなくなってしまう。私たちは世界の最高の選手たちが競技するという原則を守る」とマーチン・スランバーズCEOは語っており、マスターズもこれを踏襲した格好だ。

 4大メジャー(主催者はR&A、マスターズ委員会、全米ゴルフ協会、全米プロゴルフ協会)は、PGAツアー日程に組み込まれているが、各大会とも独立性、自主性が保たれており、PGAツアーが徹底するLIV組の排除に従う必要がない。各団体トップはメジャーが開催されるたびに会議が開かれ、密接に連絡を取り合っている。それを考えれば、全米オープンと全米プロではまだ正式な発表はないものの、歩調を合わせて少なくとも今年はLIV組を排除しないように思われる。

 全米オープンは全英オープン同様にオープン競技であり、全米プロは毎年メジャーの中ではもっとも多くワールドランキングのトップ100の選手が参戦していることを誇っているからだ。


 そこで問題になるのが、ワールドランクの順位だ。

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