2023年マスターズはLIV組の鬱憤晴らし 数少ないワールドランクのポイント獲得好機に

公開日: 更新日:

 LIVの試合には成績によるワールド・ゴルフランキング(WR)のポイントが付かない。そのためスタートした2022年からLIV組のランキングが下がり続けている。

 例えば、メジャー2勝含む24勝のD・ジョンソンは2021年末のWR3位から22年末には41位へ降格。またマスターズ出場権を得たメジャー4勝含む通算8勝のB・ケプカも同様に16位から52位へ。B・デシャンボーは5位から67位、P・リードは25位から72位、S・ガルシアは45位から113位、I・ポールターは54位から143位へとそれぞれ落ち込みがひどい。

 ケプカのケースで見れば過去優勝資格で全米オープンと全米プロには出場できても、マスターズと全英オープンは過去5年間のメジャー優勝者というカテゴリーが消える25年以降は出場できないことになる。もちろん出場できるうちに勝てば問題ないが簡単ではない。

 LIVゴルフに強硬姿勢を貫くPGAツアーは、どうやらメジャーがLIV組を受け入れることをある程度想定しており、ワールドランクへのLIV認定を遅らせることに力を注いでいるように思える。昨年8月にワールドランクは、PGAツアーが開発したシステムを採用することによって、PGAツアーのプロに有利な計算方法に変わっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動