国内賞金王・比嘉一貴にマスターズ特別招待の朗報も…「やっぱり日本は低レベル」の重圧
朗報が飛び込んできた。
昨季、国内ツアーで賞金王を獲得した比嘉一貴(27)が4月のマスターズに特別招待選手として出場が決まった。マスターズの出場資格は、歴代優勝者や全米、全英両オープン、全米プロの過去5年の優勝者、前年の全米アマ1位、2位、前年末時点の世界ランク50位以内など多岐にわたる。どの資格にも該当しない比嘉は、「マスターズ委員会が特別承認した海外招待選手」にあたる。
近年国内から「特別招待」された選手といえば石川遼(2009、12、13年)と今平周吾(19年)がいる。3度も特別枠で出場した石川は初出場の09年と12年は予選落ち。前年度賞金王の看板を引っ提げて臨んだ今平も決勝へ進めなかった。
昨年8月から男子の世界ランキングの算出方法が変わり、国内ツアーのポイントが激減。選手のレベルからすれば当然だが、昨季4勝の比嘉(同ランキング68位)も予選落ちなら、「やっぱり日本ツアーはレベルが低い」と自ら証明することになりかねない。逆に、初出場でいきなり上位争いでもすれば国内ツアーに対する見方も変わるはずだ。
ちなみに、10年のアジアアマ選手権で日本人として初優勝を遂げ、翌年のマスターズに初めて出場した松山英樹(当時は東北福祉大)は27位。日本人としては初のローアマを獲得した。