羽生結弦“ロス”が旅行業界にジワリ…プロ転向で「四大陸選手権」観戦ツアー閑古鳥
厳しい寒さはここにもやって来た。冬本番となり、フィギュアスケートもシーズン真っただ中。トリノでのグランプリ(GP)ファイナルや全日本選手権で宇野昌磨(25)が優勝するなど日本勢の活躍が目覚ましいが、羽生結弦(28)のプロ転向余波は確実に広がりを見せている。
昨年7月にプロ転向を発表してから半年。来月に米国で開幕する四大陸選手権は、旅行代理店による観戦サポートツアーが組まれていた。9日間のツアーで旅行代金は35万円。観戦チケット入手にはプラス約5万円がかかるが、円安の今、決して高いツアーとはいえない。
ところが、ホームページを見ると「本ツアーの催行は中止しております」の文字。ツアーを組むパーパスジャパンに問い合わせると、担当者がこう答えた。
「こちらのツアーに関してはまったく人が集まらなかったわけではなく、個別で問い合わせをいただいたものが数件あったので手配しておりますので、催行自体はされる予定です。通常、日程の1カ月前に募集を締め切るため、四大陸選手権に関しては1月初旬に締め切りました。それまでには人が集まらなかったということになります」