大谷のWBC起用法めぐる栗山監督とエ軍のとてつもない温度差…GM「制限ない」は口先だけ

公開日: 更新日:

「心配することは何もない。何の制限もないよ」

 エンゼルスのミナシアンGMは、3月に行われるWBCに出場する大谷翔平(28)の起用法に関してこう言っている。

「彼にすべてを任せている。やりたいというなら外野を守ったって、先発や抑えをやったって構わない」とも。

 WBCの主催は、大リーグ機構と大リーグ選手会が立ち上げた「WBCI」だ。メジャーの各球団は開幕直前の重要な時期に行われるからといって、故障などの特別な理由があればともかく、選手の派遣や起用について表立って異を唱えることはしない。というか、むしろ協力的なスタンスをとる必要がある。それだけにミナシアンGMもにこやかな表情で「制限はない」とコメントしたのだろうが、本音は別だった。

「エンゼルスは大谷の起用を制限するつもりです」と、米国のメディア関係者がこう続ける。

「制限したいのは投手としての球数です。最初の試合で投げる球数をかなり少なく抑えたい意向のようで、すでに日本側にも伝えているらしい。具体的には分かりませんけど、仮に先発して四球を連発したり、連打されたりするようなら、初回で終わってしまうかもしれないような球数だと聞きました」

 何しろ大谷の今季年俸は約40億円。シーズン直前、投打の大黒柱にケガでもされようものなら死活問題。特に投手は肩肘への負担が大きいだけに、エースの起用法にはナーバスになっているのだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 2

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  3. 3

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  4. 4

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  5. 5

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  1. 6

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  2. 7

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  3. 8

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  4. 9

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 10

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」