豪華メンバー揃うWBC日本代表 世界一の条件は大谷、ダルビッシュのリリーフ起用にある
前回2017年のWBCで日本代表の投手コーチを仰せつかった私は、侍ジャパンのメンバーを選考するにあたって、小久保裕紀監督に1つだけお願いをした。
当時、レンジャーズにいたダルビッシュ有、レッドソックスにいた上原浩治の名を挙げ、「この2人はどうしても欲しい。なんとか所属球団から了解をもらえませんか。ダルビッシュと上原を抑えに使いたい」と頼んだのだ。
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結局、2人の招集はかなわなかったが、実際にWBCを戦い、リリーフの重要さを再認識させられる結果になった。
米ロサンゼルスで行われた準決勝。米国と対戦した日本は1-2で敗れた。四回に先制を許し、六回に菊池涼介の本塁打で同点に追いついたものの、それ以降はわずか1安打。強力な米国リリーフ陣を前に外野に飛んだ打球すら2本しかなく、ねじ伏せられた。