門田博光さんを悼む「もう体はボロボロや」と語った稀代のスラッガーの仰天ファンサービス
現役時代、門田さんがしばしば麻雀を楽しんだのはよく知られている。役満など高い手作りをしたと聞くが、ギャンブルをしに何度か渡米した。行き先はラスベガス。親しい友人を誘って出かけたが、航空費もホテル代もすべて門田さんが負担した。目撃した人によると「賭け方も豪快で、勝つときも、負けるときも豪快だった」そうだ。
170センチの小さな体でフルスイング。体を酷使しながら、長いシーズンを戦った戦士のしばしの休息だったのだろう。
今、手元に門田さんの名刺がある。住所も連絡先もなく、表には「門田博光」、裏には「本塁打一閃」とだけある。門田さんの野球人生、生き方だったのではないだろうか。合掌。
(荻野通久/日刊ゲンダイOB)