DeNA倉本に伝授 “不惑の大砲”門田博光氏語る1本足打法

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「体の使い方が凄くいいですね」

 こう言ったのは、元マラソンランナーの瀬古利彦氏(58)。DeNA陸上部の総監督を務める同氏は、キャンプを訪問した際にルーキーの動きに目を奪われたという。序盤にキャンプ視察をした松井秀喜氏、日本代表の小久保裕紀監督も、1本足でバットを大きく振り切る倉本寿彦(24)のフリー打撃を見て、感心しきりだった。

 他競技の“レジェンド”までも評価する倉本の原点は、「不惑の大砲」の教えにある。

「スイングは360度の円を描くように、思い切り体をひねって振りなさい。空振りをして、吐くくらいまで振ってみろ」

 日本新薬時代、南海、オリックスなどでプレーした門田博光氏(67)が臨時コーチとしてグラウンドにやってきた。倉本は歴代3位の通算567本塁打を放った大選手からそう教えられた。

 その門田氏に聞くと、「僕の言うことは普通の理論とはかけ離れている。無難ではなく、枠を外れた野球哲学を面白がってくれたんだろね」と、笑顔でこう続けた。

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