WBC辞退の誠也は「頭脳」で侍Jにひと役!ライバル国投手の配球データをリモートで伝授
左脇腹を痛めてWBC出場を辞退したカブス・鈴木誠也(28)が侍ジャパンを遠隔でサポートするという。
キャンプ地アリゾナ州メサの球団施設で治療を続けている鈴木に関して、ジェド・ホイヤーGMは「ケガの度合いからいって開幕(日本時間31日ブルワーズ戦)は微妙だが、我々が気にかけているのは彼を100%健康な状態に戻すことだけ」と、復帰の期限を定めないと明かした。
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脇腹を痛めた場合、実戦復帰まで1カ月以上を要するのが一般的で、鈴木は当面、患部のケアに努めることになる。メジャー2年目は開幕から負傷者リスト(IL)入りし、チームの戦力にならないが、侍ジャパンにはアナリストとして一役買いそうだ。
鈴木は昨年の渡米以来、各球団の主力投手の研究に時間を費やしてきた。これまで日本人打者の多くがメジャー投手特有のツーシームに苦戦してきただけに、昨季は試合前後にビデオルームにこもるのは珍しくなかった。相手の投球映像を脳裏に焼き付けるだけでなく、投手ごとに球種や癖などをまとめたノートを作成。昨季、左手薬指の捻挫で戦列を離れている間も研究を怠らず、ライバル球団の主力投手の配球などは全て頭に叩き込んだという。