岡本和真が侍J正一塁手に急浮上! 2戦3安打4打点と打撃好調、誠也辞退も後押し
9日に開幕するWBCに出場する侍ジャパンの岡本和真(26=巨人)が、存在感を増している。
左わき腹を痛めた鈴木誠也(カブス=28)の出場辞退で窮地に陥る侍ジャパン。改めて右の長距離砲の価値が上昇しているのだ。
【写真】この記事の関連写真を見る(26枚)
巨人では三塁だが、ここには昨季のセ三冠王・村上宗隆がおり、DHは二刀流・大谷翔平でほぼ決まり。栗山監督は一塁を本職の山川穂高と岡本で競わせていた。岡本は当初、控えに回るとみられていたが、宮崎でのソフトバンクとの壮行試合の初戦に「7番・一塁」で出場すると、2度の満塁のチャンスで、右中間を破る2点二塁打と左前適時打の計3打点。さらに相手守備陣の中継プレーの乱れに乗じて三塁へ進む好走塁も見せた。
2戦目は1点ビハインドの五回無死一、三塁から二ゴロを転がして同点とするなど、2試合で3安打4打点と好調ぶりをアピール。栗山監督が「和真はなんとかしようとする感じがいいね」と目を細めれば、吉村打撃コーチも「本来なら4番だが、ああいう形で逆方向へ(二ゴロを)打って打点を取ることもできる」と評価はうなぎ上りである。