ブライトンFA杯敗退は三笘薫にはむしろ吉 リーグ戦残り9試合でゴール量産のチャンス
英プレミア・ブライトン所属の日本代表FW三笘薫(25)が、日本時間23日深夜キックオフのイングランド協会(FA)杯準決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦に延長戦を含めて120分フル出場。何度か見せ場をつくったが、チームは0-0から突入したPK戦を落とし、40年ぶり2度目の決勝進出を逃した。
試合会場は中立地の聖地ウェンブリー・スタジアム。8万1455人の大観衆で埋まった。
ブライトンが長短のパスを回しながら「ボール保持率61%」で流れをつかみ、マンUが鋭いカウンター攻撃を仕掛けていく展開。0-0で迎えた延長後半9分だった。
三笘が左サイドからドリブル突破を図り、MFアリスターとの絶妙ワンツーを決めてゴール前に躍り出た。しかし最後のタッチが長く、マンUのGKデ・ヘアが一足先にクリア。絶好の得点チャンスを逃した三笘は「あのシーンにもう一回戻りたい」と試合後にコメント。続けて「ブライトンのサポーターの大きな声が聞こえた。あそこで決め切れるか、決め切れないか、そこで勝敗が分かれる。決勝に行きたかった」と敗退を悔やんだ。