第2次「白鵬vs稀勢の里」戦争勃発! 有望弟子めぐり“代理戦争”の様相、協会内でも出世争い
元横綱白鵬(38)が師匠を務める宮城野部屋に、「怪物」の異名を持つ落合(19)という力士がいる。鳥取城北高時代に高校横綱、実業団でも実業団横綱に輝き、幕下15枚目格付け出しで入門。
入門3場所目となった先の5月場所は十両で14勝1敗の好成績を残して、来場所の新入幕を確実にし、しこ名も「伯桜鵬」に改めることになった。
一方、元横綱稀勢の里(36)の現二所ノ関親方にも大の里(22)という弟子がいる。「超大物新人」「大器」と称されるこちらは日体大で大学13冠、4年時の昨年はアマ横綱を手にして今5月場所が初土俵。幕下付け出し10枚目で、さっそく6勝1敗と結果を出した。
この両者、いずれもケガさえなければ将来の大関、横綱候補と名高い。
「いわば、現役時代にしのぎを削った白鵬VS稀勢の里の代理戦争の様相です。落合は突いてよし、組んでよしの万能力士。特に身体能力は抜群で、はたかれても決して前に落ちない。足腰が強いだけではなく、両足が揃わないように足運びもしっかりしている。片や大の里は192センチ、177キロの巨躯を生かした押し相撲が持ち味。パワーはケタ外れで、今は師匠から四つ相撲も学んでいる最中です」とは角界OB。