データで見る日本ハム清宮幸太郎 ギリギリ残された規定打席クリアと“村上宗隆超え”の可能性
日本ハムの清宮幸太郎(24)が絶好調だ。
4月下旬に左腹斜筋筋損傷で戦線離脱するも、6月13日に一軍復帰。約2カ月のブランクを感じさせない活躍を見せ、ここまで21試合で打率.288。本塁打こそ1本と物足りないが、チャンスにめっぽう強く、得点圏打率は.500をマーク。“未完の大器”がいよいよ本格化の兆しを見せている。
「リハビリ生活を送った二軍でも、首脳陣を驚かせる変化がありました。試合では積極的に声を出し、練習はチームの先頭に立って取り組んでいたと聞く。その姿を見習う若手も少なくなく、二軍首脳陣の間では手本にされる選手に成長したと評判が立つほどでした」(球団OB)
プロ6年目の今季は、即戦力とされる大卒2年目と同じ年。「本人の意識もかなり変わってきている」(同前)という。このままシーズンを完走すればキャリアハイは確実だが、大きなハードルが規定打席(443打席)への到達だろう。
左腹斜筋筋損傷によるブランクはかなりの痛手。現時点でまだ88打席だから、規定打席まで残り78試合で355打席に立たなくてはいけない。間もなくシーズンの折り返しに差し掛かるだけに、不可能に近い数字に思われる。