日本ハム4位浮上!5月の月間防御率は12球団トップ1.60 清宮幸太郎が逆襲のキーマン
何人もの主力を故障で欠きながらも、大健闘しているのが日本ハムだ。
3、4月は9勝16敗と開幕ダッシュに失敗。17試合出場で本塁打は1本ながら、打率.288、9打点と、勝負強さを発揮するなど、本格化の兆しを見せていた清宮幸太郎(23)が4月20日のロッテ戦でスイングの際に左腹斜筋筋を損傷。同月30日のソフトバンク戦では打率.281の今川優馬(26)が自打球を左すねに当て、負傷した。投手陣もルーキーながら先発ローテ入りしていた金村尚真(22)、ポンセ(29)、ガント(30)、抑えの石川直也(26)がそろって故障、離脱した。
それでも5月は、19日のオリックス戦で1ー0の完封勝利を挙げるなど、9勝6敗と勝ち越し。チーム防御率1.60は12球団トップだ(19日現在)。新庄剛志監督(51)は昨年の就任以来初の最下位脱出も果たすどころか、4位浮上。通算2081安打の名球会会員・山崎裕之氏が言う。
「エース格の伊藤大海が復調したのが大きい。5月は今季初勝利を挙げた2日の西武戦を含め、2勝0敗、防御率1.29。サブマリンの鈴木健矢もパ・リーグにいないタイプだから、現時点では相手野手が対応できておらず無双状態です(11試合5先発で防御率0.55)。チーム打率が4月より上がったように、投手陣がしっかりすると、攻撃のリズムもよくなります」