データで見る日本ハム清宮幸太郎 ギリギリ残された規定打席クリアと“村上宗隆超え”の可能性
しかし、セイバーメトリクスを提供する「DELTA」が、興味深いデータを示している。2019年のプロ野球の打順別1試合平均打席数で、「1番打者」は平均4.69打席に立っていたという。仮に清宮が残りすべての試合で「1番」を打った場合、365打席が追加され、計453打席となり、規定をなんとかクリアできる。
■新庄剛志監督の采配次第
ただし、打順が1つ下がる毎に平均打席数は約0.11前後下がるため、新庄剛志監督(51)が組むオーダーに大きく左右されることになるし、残り全試合出場が大前提にある。それでも希望が残されているのだ。
そんな清宮は、18日の中日戦に「1番・三塁」でスタメン出場。3打数2安打、1四球、1盗塁と大車輪の活躍で指揮官の期待に応えてみせた。
今季は本職の一塁だけでなく三塁を守るようになった。奇しくも同学年でドラ1のヤクルト村上宗隆(23)と同じポジションだ。村上はというと、昨季は三冠王も、今季は打率.232、11本塁打と不調に喘いでいる。
規定クリア&村上超えの可能性もゼロじゃない。