日本ハム清宮は「素直な子」ゆえ長く伸び悩み…稲葉GMが期待を寄せる“中田翔への道”
未完の大器は今季こそ飛躍できるか。
今季がプロ6年目の日本ハム・清宮幸太郎(23)。歴代最多の高校通算111本塁打を引っ提げて2017年ドラフトで7球団が競合した逸材ながら、長らく伸び悩んでいた。それでも昨季は打率こそ.219だったものの、キャリアハイの18本塁打、55打点。覚醒の兆しを見せている。
そんな清宮を根気強く指導しているのが、現役通算2167安打の稲葉篤紀GMだ。しかし、その一方で清宮は、ソフトバンクの柳田に弟子入りしたり、オリックスの杉本らが師事した野球塾に通ったり、あっちにフラフラ、こっちにフラフラしていた。
稲葉GMは日刊ゲンダイの直撃に「清宮はだいぶ、大人になりましたよ」と、こう続ける。
「とにかく素直な子だから、いろんな人の話を聞いちゃう。そこでもっと(聞いた話を)取捨選択できるようになれば……以前に比べたらできるようにはなっていますけどね。今は高校時代のバッティングを軸にして、打撃フォームを固めています。今思えば、(現巨人の中田)翔も同じだったんですよね」