大谷翔平43号満塁弾でもエ軍勝てず…サイ・ヤング賞争いでは花巻東の先輩・雄星がライバル?
雄星が強豪相手に好投を続け地区VやPS進出に貢献すれば…
雄星は今季ここまで9勝4敗、防御率3.44、132奪三振。打線の援護がなく勝ち星に恵まれていないものの、ガウスマンとともにブ軍投手陣を牽引している。後半戦は安定感が増しており、6試合で2勝1敗、防御率1.29、36奪三振。球宴以降に限れば、防御率は10日にノーヒットノーランを達成したフィリーズ・ロレンゼンの1.26に次いでメジャー2位につけている。「6試合連続自責点1以下」を継続しており、1イニングあたりに背負った走者を示すWHIPは1.00と好調だ。
18日現在、ブルージェイズは首位オリオールズと7.5ゲーム差のア・リーグ東地区3位、ワイルドカード(WC)争いではレイズ、アストロズに次いで圏内の3番手。後半戦に入って負けが込んでいるエンゼルスとは対照的に、WCでのポストシーズン(PS)進出どころか、2015年以来の地区優勝を見据えている。
菊池は今季、主に中4日で登板しており、ローテ通りなら残り8試合。オリオールズ(1試合)、レイズ(2試合)ら地区優勝を争うライバル球団相手に計3試合に登板する予定だ。
菊池が強豪相手に好投を続け、チームの地区優勝やPS進出に貢献すれば、サイ・ヤング賞候補に浮上する可能性は十分。同賞の投票資格がある全米野球記者協会(BBWAA)会員は東海岸に多いだけに、西海岸が本拠地の大谷は菊池に票を食われるかもしれない。