大谷翔平の価値は1300億円に!負け越し危機ヤンキース参戦なら“本気のマネーゲーム”が勃発

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 メジャーを代表する名門球団が大谷翔平(29)の去就を左右しそうだ。

「名門球団」とは他でもないア・リーグ東地区のヤンキースだ。

 ヤ軍は日本時間21日の宿敵レッドソックス戦に5-6で競り負け今季ワーストの8連敗。60勝64敗の勝率.484で、地区最下位に沈み、ワイルドカード争いでは圏内のマリナーズと9ゲーム差。プレーオフ進出どころか、このままシーズン負け越しの可能性すらある。メジャー最多のワールドシリーズ制覇27度を誇るヤ軍が負け越せば、1992年以来31年ぶりの屈辱になる。

■オーナーが大号令

 今季、ヤンキースの年俸総額は約370億円。メッツ、ドジャースに次いで大金を投じながら、90年以来となる地区最下位に終われば、ブライアン・キャッシュマンGM、アーロン・ブーン監督の解任など大ナタが振るわれるのはもちろん、例年以上の大型補強に乗り出すのは必至だ。

 シーズン負け越しを喫した前回92年のオフには、巨費を投じてチーム再建を図った。隻腕として知られた左腕のジム・アボットをトレードで獲得した他、FAでは総額約60億円をつぎ込み、首位打者5度の「安打製造機」ウェイド・ボッグス、それまで8年連続2ケタ勝利の左腕ジミー・キーら大型補強を敢行した。

 今オフはハル・スタインブレナー・オーナーの大号令のもと、積極的に動き、かねて移籍先として有力視されていた大谷を取りにいく可能性もある。

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「ヤンキース低迷の原因は明らかで、昨オフ、6年総額約226億円で契約した先発左腕ロドン(1勝4敗、防御率7.33)が期待を裏切り、リゾ、ラメイヒュー、スタントンらの主力野手がほとんど機能していないからです。ヤ軍には左の長距離砲が不在のため、大谷はヤ軍のニーズに合致しています。それだけにチーム再建の切り札として白羽の矢を立てることは十分に考えられます。2009年を最後に世界一から遠ざかっている上に、今季負け越しとなればニューヨークのファンの反発を招きかねない。熱狂的なファンの歓心を買うためにも、FA市場の最大の目玉である大谷の獲得は最優先事項と位置付けるのではないか」

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