10.15開催のパリ五輪代表決定戦(MGC)も“殺人的暑さの余波”で「暑熱対策」が不可欠

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 例年の10月ではなさそうだ。

 8月27日に閉幕した世界陸上ブダペスト大会。男女マラソンの日本勢は惨敗に終わった。現地入りする前は「涼しい」という情報だったが、ブダペストも今年は連日30度を超える暑さが続き、23日の女子5000メートル予選は、開始時刻が午前11時から午後7時に変更された。

 朝7時スタートの男子マラソンは山下一貴(26)が粘りの走りを見せ、残り3キロまでに5位まで順位を上げたが、そこから脚が2度つるアクシデントで後続に抜かれ12位でゴール。予想外の暑さも影響したのだろう。

 このレースを見て、来年のパリ五輪代表決定戦のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)に出場する選手や指導者も「暑さ」対策が無視できなくなった。

 東京五輪の代表を選ぶ前回のMGCは、真夏の東京で行うレースを前提に残暑が厳しい9月15日に行われた。男子のスタートは8時50分、女子は9時10分。男子のスタートは気温26.5度。それがレース終盤には32度まで上昇した。

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