大谷翔平サイドに媚びるエンゼルス“土下座外交”の勝算は? 出場可否も手術もすべて言いなり
勝つこと以上のこだわり
つまり、いま現在のような二刀流を継続することが最優先。その大前提があって、「ヒリヒリする9月」を送ることが理想。強いチームでプレーしたいという欲は、あくまでも2次的なものということになる。
ならば「ここ数年のように」、つまり毎日野手として出場しながら先発ローテに入って投げられるチームとなるとエンゼルス以外にないのか。
「いや、そうとは限らないでしょう」と、別の特派員がこう続ける。
「ドジャースやヤンキースをはじめとするスター選手揃いの球団は難しいかもしれませんけど、例えばア・リーグ東地区首位のオリオールズや2位のレイズ、中地区首位のツインズ、西地区3位でプレーオフを目指すマリナーズ、ナ・リーグ中地区首位のブルワーズなど比較的、若手の多い強豪球団であれば、大谷中心のシフトを敷けるのではないか。彼らが800億円とも1000億円とも言われるカネを出すかは分かりませんが、少なくとも、かなり自由に二刀流を続けられるでしょうし、なおかつエンゼルスにいるより、はるかに勝てる確率は上がりますから」
いずれにせよ、エンゼルスがどれだけ大谷にこびて、へつらったところで再契約できる保証はないというのだ。