在籍5年半で優勝ゼロ、監督退任もフロント復帰…楽天・石井SDは三木谷オーナーの“男芸者”か
石井SDは2018年のGM就任以降、三木谷オーナーと密に連絡を取り合ってきた。オーナーの要望はときに現場の選手起用にも及び、「○○をスタメンから外すように」などといったメールが石井SDの元に届くという。
「石井さんはGM時代、そうしたオーナーの要望を現場に伝える役目を担った。現場の意向を汲んだ判断をし、オーナーを説得することもありますが、現場の防波堤になるよりはむしろ、オーナーの要望を受け入れるように現場を説得することが多かったと聞きます。19年には就任1年目で3位に入った平石洋介監督(現西武ヘッドコーチ)を『3位はBクラス』として解任したのも、意見が対立することが多かったからです。ヤクルトに移籍した嶋基宏(現ヤクルトヘッドコーチ)しかり、ソリが合わない人物はバッサリ切り捨てるシビアな面もある。次の監督は石井さんの意見も加味されるでしょうが、果たして『クッション』になりきれるのかどうか……」(同)
後任監督人事を巡っては、今江敏晃一軍打撃コーチ(40)が有力候補と報じられるなど、内部昇格も検討されているという。石井SDは今後も球団内で影響力を発揮しそうだが、果たしてそれがチームのプラスになるのかどうか。