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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

MLBで今季導入「4つの新ルール」の成否は…実際のデータをもとに検証してみた

公開日: 更新日:

 MLBは4つの新ルールを導入して2023年シーズンを迎えた。

1:ピッチクロック(投球間隔を走者なしの場面は15秒以内、走者ありの場面は20秒以内に制限)
2:牽制球制限(投手の牽制球は3回まで)
3:シフト禁止令(塁間に内野手を3人置く守備陣形の禁止)
4:ベース拡大(一塁、二塁、三塁のベースを7.6センチ拡大)

 これらの新ルール導入は、どんな結果になったか。

■ピッチクロック=効果絶大

 今季、9イニングあたりの試合時間は平均2時間39分で前年比24分、前々年比31分も短縮された。これが好感をもたれ、観客動員は前年比9.5%も増加した。観客動員数が7000万人台に乗ったのは6年ぶりだ。

■牽制球制限+ベースの拡大=効果大

 投手による牽制球が減少、かつ塁間が11.6センチ短縮されたことで積極的に盗塁を試みる走者が多くなり、盗塁企図数は前年の3297から4369にアップ(アップ率33%)。成功数は前年比40%アップの3503になった。

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