バウアー争奪戦はソフトBが俄然リード! 12球団屈指の金満は「年俸10億円」でも問題なし
15日、CSファーストステージで2位ロッテに勝利、1勝1敗のタイとした3位ソフトバンクが、今オフも大補強に乗り出すという。
「最大のターゲットはDeNAの助っ人右腕、トレバー・バウアー(32)です」とは、球団OB。
「今季は日本ハムからFA宣言した近藤健介(30)を6年総額35億円超で獲得するなど、80億円規模の大補強をしながら、3位に終わった。3年連続のV逸は2009年以来の体たらくです。就任2年目の藤本博史監督(59)の責任問題も浮上する中、先発陣の崩壊が優勝を逃す一因となった。
今季の救援防御率はリーグトップの2.68である一方、先発防御率はリーグ5位の3.63。昨季10勝の東浜(6勝7敗、防4.52)、20年に最多勝、最高勝率の2冠を獲得した石川(4勝8敗、防4.15)が揃って不振に陥り、チームで2ケタ勝利を挙げたのはこの日、先発した有原(10勝5敗、防2.31)だけです。ロッテとのCS初戦にスチュワート(3勝6敗、防3.38)を起用したのを見ても、先発不足は明らか。最大の補強ポイントといえます」
そこで白羽の矢を立てたのがバウアーだという。
レッズ時代の20年にサイ・ヤング賞を獲得、メジャー通算83勝をマークするこの超大物は、3月にDeNAに途中入団。5月に一軍で初登板して以降、中4日登板も辞さずに投げ続け、10勝4敗、防御率2.76の好成績を挙げた。
DeNAはこの日、広島に敗れてCS敗退が決まったものの、3戦目までもつれれば、先発する予定だった。8月30日の阪神戦で右腸腰筋遠位部損傷。今季中の復帰が絶望視される中、懸命なリハビリでポストシーズンに間に合わせたが、登板はかなわなかった。