今季5勝の3年目左腕・大関友久まで…猫も杓子もメジャー直訴に巨人とソフトバンク戦々恐々
「メジャーリーグに挑戦したい。昔から一番になりたいという気持ちがあった」
ソフトバンクの大関友久(25)が13日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、将来的な大リーグ挑戦の意向を球団に伝えたことを明かした。
育成出身の3年目左腕は今季、自身初の開幕投手を務めたものの、6月に体調不良で離脱。17試合で5勝7敗、防御率2.92だった。
巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。
「プロ入りしてわずか3年で『メジャーへ行きたい』と球団に直訴してしまう。今オフは大谷の1000億円の契約はもちろん、山本由伸や今永昇太らが海を渡ることもあって、日本の選手のメジャーへの憧れが強くなり、より身近になっているのは確か。成功するかどうかは別として『猫も杓子も』という印象です」
高橋氏が続ける。
「日本の球団にとっては由々しき事態だが、この流れは止められない。例えば『25歳になったらOK』と年齢で決めるか、FA権のように『一軍在籍年数』にするか。日本の球団間でポスティングシステムの基準を決めるべき。現状、早めに認める球団、認めないソフトバンクやほとんど認めない巨人との間で不公平が生じていますから」