今季5勝の3年目左腕・大関友久まで…猫も杓子もメジャー直訴に巨人とソフトバンク戦々恐々
前日12日には、昨季三冠王のヤクルト村上宗隆(23)も「もちろん早くアメリカに行きたい。メジャーに行きたい気持ちはより一層大きくなっている」とキッパリ。昨年の契約更改では、総額18億円プラス出来高の3年契約を結び、25年オフのポスティングでのメジャー挑戦を球団から容認されている。MLBで現行の「25歳ルール」が緩和されれば、1年前倒しで、来オフに挑戦する可能性もあるという。
“予備軍”が多いのは巨人だ。侍ジャパンのメンバーとして3月にWBCを戦った岡本和真(27)、戸郷翔征(22)、大勢(23)にはメジャー志向があり、戸郷と大勢は堂々と公言している。大塚前球団副代表は岡本について「基本的にポスティングは認めない。海外FAを取るまで頑張って」と話していたように、巨人が認めたケースは、これまで2度しかない。
「実際、この3人からは契約更改の席でポスティングについての問い合わせがあるようで、いつ認めるか、あるいは海外FA権取得まで待たせるのか、球団首脳の頭痛の種になっています」(巨人のチーム関係者)
ソフトバンクの三笠GMはこの日、「我々も昔から未来永劫ポスティングをしないという方針を貫くわけではありません。状況に応じて考えていくということ」と説明した。ポスティングに積極的でないソフトバンクと巨人は「猫も杓子もメジャー」の時代に戦々恐々のようである。