ドジャース大谷翔平が「オーナーか編成本部長の退団」を契約解除の条件にした“真の狙い”
大谷の契約の詳細が徐々に明らかになってきた。日本時間14日、AP通信など複数の米メディアの報道によれば、さまざまな付帯条項が契約に盛り込まれている。
まずは本人のオプトアウト(契約解除)。マーク・ウォルター筆頭オーナーかアンドリュー・フリードマン編成本部長が職を退き退団すれば、そのシーズン終了後に大谷自らがオプトアウトできる条項が含まれているという。
長期契約を結んだ選手は一定の条件をクリアすれば、契約を解除できるのが一般的だが、大谷のようにフロントの人事を条件にするのは異例のことだ。
これ以外には全29球団へのトレード拒否権の他、フルタイムの通訳が付き、これはエンゼルスから継続して水原一平氏が務める。
家族や知人の招待用にレギュラーシーズンとポストシーズンは本拠地ドジャースタジアムのスイート席が提供され、遠征先のホテルはスイートルームが用意される。ドジャースが運営する慈善団体に契約金の1%未満(約10億5000万円)の金額を寄付することも盛り込まれている。